Volume(2)~

4:【日本一の加盟者を目指して】

『日本一の加盟者になる!』これは、弊社の前任の社長関伊久雄氏が10店舗を達成したときにスローガンとした言葉でした。日本一の加盟者になればいつの間にかみんな幸せになっているんだよ。当時、私はオオハシリテイリングに入社した年でありその後この言葉の実現に向けてとにかく仕事したな…という思い出話です。

日本一の加盟者といっても甲子園(高校野球)のように試合があるわけでも、形があるわけでもありません。
けれども日本一の加盟者になれれば少なくとも私たちに関わる人達(お客様・本部の皆様・我々社員、そして家族)は幸せになれているのではないでしょうか?
 では、【日本一の加盟者になる】とはどういうことなのか?
→売上が日本一?店舗数が日本一?お客様のお褒めの言葉?QSCコンクール受賞店舗を複数獲得?確かに日本一と言える部分でしょう。しかし、私が考えた『日本一の加盟者』とは…店舗を運営するにあたり一瞬一瞬さまざまな分岐点があります。目の前の商品の前出しをするところから会社の決定をするところまで大小様々です。そんな時、『やるのか?やらないのか?』の意思決定を『日本一の加盟者になる』という観点をふまえて考えるその積み重ねが目に見えない『日本一の加盟者』につながっているのではないかと考えていました。
 全ての物事や状況において100%間違いなく正しい選択や逃げずに立ち向かうことは容易ではありません。人間ですから…。しかし、そんな時この気持ちを胸に刻んでいれば少しずつでも前に進んでいけるのではないか?そんな想いを大切にしたいと考えています。

 とはいえ、時代も進み働き方も社員が望むものも変化・多様化しこの考え一本では現代の波を越えていけるとは思ってはいません。しかし、このような思いが何かを変え・未来を創る一つの方法であるということも自身が生きてきた人生の1ページとして熱く語れることも確かです。
本当に望む未来があり、自身が茨の道を進んでも成し遂げたいものがあるとき、折れない自分を支えてくれるものは一つの言葉ということもいまだ変わることのない事実であると考えています。